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賃貸退去の手続きガイド|解約通知から鍵返却までの流れ

賃貸物件から引越す際は、役所の届出(転出・転入)と並行して、賃貸契約の解約・敷金精算・原状回復・ライフラインの停止連絡など、貸主側との手続きが発生します。期間や順序を誤ると敷金返還が遅れたり、追加請求が発生することがあります。

退去手続きの全体スケジュール

  1. 退去日が決まったらすぐ:解約通知
    契約書記載の予告期間(一般に1ヶ月前、物件によっては2ヶ月前)までに、管理会社または大家へ「解約通知書」を送付します。FAX・郵送・所定フォームなど通知方法は契約書に記載されています。
  2. 退去2〜3週間前:引越し業者の手配
    3〜4月の繁忙期は予約が埋まりやすいため、できれば1ヶ月前までに見積もり・予約を完了させましょう。
  3. 退去2週間前:粗大ゴミ・不用品処分の予約
    自治体の粗大ゴミ予約は繁忙期だと1〜2ヶ月待ち。早めの予約か、不用品回収業者の利用を検討してください。
  4. 退去1週間前:ライフライン停止予約
    電気・ガス・水道の使用停止は引越し日の3営業日前まで、インターネット回線の解約・移転は2週間前までが目安です。
  5. 退去前日:立会いの準備
    室内の写真撮影(経年劣化・通常損耗の証拠保全)、鍵の所在確認、契約書・敷金関連書類の準備をしておくとスムーズです。
  6. 退去当日:立会い・鍵返却
    管理会社・大家との立会いで、原状回復項目を確認し、鍵を返却します。納得できない項目は保留する旨を伝え、書面に残してもらいましょう。

解約通知の出し方とタイミング

通知のタイミング 契約書記載の「解約予告期間」以前に出す。一般的に1ヶ月前、近年は2ヶ月前指定の物件も増加
通知の方法 解約通知書(書面)の郵送が原則。電話・LINEのみでは契約上の効力が認められない場合があります
記載項目 物件名・部屋番号・契約者氏名・退去希望日・連絡先・転居先(任意)・敷金返還先口座
遅れた場合の影響 翌月分の家賃を負担することになる。例:5/31退去で4/15に通知(1ヶ月予告)→ ぎりぎりセーフ。4/20通知 → 6月分まで支払い発生の可能性
更新月との関係 更新月の前後では更新料の発生有無が変わります。契約期限と更新料の支払い時期を契約書で確認してください

原状回復・敷金精算の判断基準

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によると、経年劣化や通常損耗(普通に住んでいて発生する汚れ・傷)は貸主の負担とされています。借主が負担するのは、故意・過失や善管注意義務違反によるものです。

借主負担となる例

  • タバコのヤニによる壁紙の変色・臭い
  • 結露を放置したことによるカビ・木部の腐食
  • ペット飼育による傷・臭い(ペット可物件でも追加請求がある場合あり)
  • 引越し作業時の傷(壁の大きな傷・床のへこみ)
  • 掃除を一切行わずに退去した場合のハウスクリーニング費用上乗せ

貸主負担となる例(借主負担にされやすいので注意)

  • 家具設置による床・カーペットのへこみ・跡
  • テレビ・冷蔵庫の裏の壁の電気焼け
  • 日照による壁紙・畳の日焼け
  • 地震・自然災害による損傷
  • 設備の経年劣化(給湯器・エアコンの寿命など)

退去立会いで確認すること

  1. 立会い前に:室内の写真をすべて撮影
    入居時と同じアングルで撮影しておくと、経年変化の主張ができます。傷・汚れ箇所はアップでも撮影。
  2. 立会いの場:原状回復項目の確認
    管理会社・大家が指摘した項目を一つずつ確認。借主負担とされた項目について「経年劣化ではないか」と問いかける。納得できない項目は保留扱いに。
  3. 明細書のサインは慎重に
    その場で精算書にサインを求められても、内容に納得できない場合は「持ち帰って確認します」「弁護士・消費者センターに相談してから回答します」と伝えて構いません。
  4. 鍵の返却
    合鍵を含めて全て返却。スペアキー(家族用・防犯用)も忘れずに。返却数を立会い書面に記録してもらう。

同時に進めるライフラインの停止連絡

電気・ガス・水道・インターネットの停止連絡は、契約者本人が各事業者に連絡します。事業者ごとに窓口が異なるため、まとめて手配したい場合は当サイトの相談窓口をご利用ください。

  • 電気:引越し日の3営業日前まで(電力会社のWebまたは電話で「使用停止」の連絡)
  • ガス:閉栓は原則立会い不要、ただしオートロック・室内開栓のみ立会いが必要なケースあり
  • 水道:引越し日の3〜4日前までに水道局へ連絡。最終検針日に合わせて精算
  • インターネット:解約は1ヶ月前、移転(同サービスを新居で継続)は2週間前が目安

退去前後の役所手続き

賃貸退去とあわせて、以下の役所手続きも忘れずに行ってください。詳細は引越し先の市区町村ページ、または転出届・転入届のガイドをご覧ください。

  • 転出届の手続き — 引越し前14日以内
  • 転入届の手続き — 引越し後14日以内
  • マイナンバーカードの住所変更 — 転入届と同時、最大90日以内
  • 運転免許証・自動車関係 — 警察署・運輸支局
  • 郵便物の転送 — 日本郵便の転居届(無料・最長1年間)

あわせて使えるチェックリスト

引越し全体の段取りを時系列で確認したい方は、以下のチェックリストもご活用ください。

退去にあわせた電気・ガス・水道の手配

退去日に合わせて新居のライフライン開通もまとめて受付します。担当者より折り返しお電話にてご連絡いたします。

本フォームの対象範囲は、新居の電気・ガス・水道・インターネット等のライフライン開通取次のみです。旧居の停止・解約手続きは現在ご契約中の各事業者へ直接ご連絡ください。補助金の申請代行・申請相談は承っておりません。

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※ 担当者より折り返しお電話にてご連絡いたします。
※ 個別の役所手続きは、各自治体窓口へ直接ご連絡ください。

本ガイドの根拠と最終確認

本ガイドは以下の一次情報を基に編集しています。各URLは記載の日付時点で生存確認済です。賃貸の原状回復義務・敷金返還の判定は2020年改正民法と国交省ガイドラインを基準としつつ、最終的には賃貸借契約書・特約・物件状態で個別判断となります。