移住支援金の詳細
移住支援金は、東京23区在住者または東京圏から地方への移住を促進するため、内閣官房・内閣府の地方創生事業として実施されている制度です。世帯最大100万円・単身最大60万円が基本で、子育て加算を組み合わせると最大300万円規模になる事例もあります。本ページでは、対象要件・申請の流れ・注意点を詳しく解説します。
引越し手続きナビは移住支援金の申請代行・申請相談・要件診断は承っておりません。本ページは公開情報の整理・案内のみが目的です。実際の申請可否・対象法人リスト・必要書類は、必ず移住先の市町村の移住・定住担当課へ直接お問い合わせください。
制度概要
| 制度名 | 地方創生移住支援金(地域への新しい人の流れの創出事業) |
|---|---|
| 所管 | 内閣官房・内閣府(地方創生推進事務局) |
| 実施主体 | 地方の道府県・市町村(東京23区・神奈川県・千葉県・埼玉県の一部を除く) |
| 目的 | 東京一極集中の是正、地方の人材確保、地方創生の推進 |
| 支給額 | 世帯最大100万円・単身最大60万円。子育て加算で1人あたり最大100万円 |
| 主な対象 | 対象法人就業・起業・テレワーク継続・関係人口の4パターン |
| 申請窓口 | 移住先の市町村の移住・定住担当課 |
対象になる人
| 区分 | 条件 |
|---|---|
| 東京23区在住者 | 移住直前に連続5年以上、東京23区に在住していること |
| 東京圏在住の23区通勤者 | 東京圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)に在住し、東京23区へ通勤していること(5年以上) |
| 移住先要件 | 地方の対象市町村に住民票を移し、5年以上の居住意思があること |
| 就業・起業要件 | 後述の4パターンのいずれかを満たすこと |
支給額の目安
| 世帯構成 | 基本額 | 子育て加算込み |
|---|---|---|
| 単身 | 最大60万円 | —(単身は子育て加算なし) |
| 夫婦のみ | 最大100万円 | —(子なし世帯は加算なし) |
| 夫婦+子1人 | 最大100万円 | 最大200万円(子加算100万円) |
| 夫婦+子2人 | 最大100万円 | 最大300万円(子加算100万円×2) |
| 夫婦+子3人以上 | 最大100万円 | 最大400万円超(子加算は人数で増額) |
上記は最大値の目安です。具体的な支給額・子育て加算の上限・支給条件は、移住先の市町村ごとに異なります。
対象になる4つのパターン
- マッチング支援金対象法人への就業
移住先の道府県が事前登録した地方企業(対象法人リスト掲載)に就業する場合。最も一般的なパターン。 - 起業(地方創生起業支援金との併用)
移住先で社会的事業を起業する場合。地方創生起業支援金(最大200万円)と併用できると最大300万円になる事例もあり。 - テレワーク継続
東京圏の所属企業に在職したまま、リモートワークで地方移住する場合。雇用主の許可と移住先での居住確認が要件。 - 関係人口(地域での社会貢献活動)
地方創生推進交付金事業に参画する形で移住する場合。一部市町村のみ対応。
申請の流れ
- 移住先候補の市町村に事前相談
対象法人リストの提供を受ける、申請可能か確認。「移住・定住担当課」が窓口。 - 対象法人への就業 or 起業 or テレワーク要件を満たす
対象法人リスト外の就業を先にしないよう注意。 - 移住・住民票移動
住民票を移住先市町村に移し、転入届を提出(14日以内)。 - 居住開始から3か月以上経過後に申請
3か月以上1年以内が申請期間の目安(市町村により異なる)。 - 必要書類を提出
移住前後の住民票・就業証明・通勤証明・口座情報等を移住先市町村に提出。 - 審査・支給
審査を経て、指定口座に振込。多くは申請から1〜3か月程度。
令和6年度第1回交付決定の都道府県別事業件数
内閣府地方創生推進事務局の「デジタル田園都市国家構想交付金(地方創生推進タイプ・移住・起業・就業型)」令和6年度第1回交付決定資料から、都道府県別の事業件数を集計しました。事業件数が多い県ほど移住支援を含む取り組みが活発で、対象市町村や対象求人の選択肢が広がる目安になります(事業件数 = 採択された自治体の事業件数の合計、市町村ごとに複数事業を持つ場合あり)。
| 事業件数レンジ | 該当都道府県 |
|---|---|
| 8件以上 | 埼玉県 |
| 6件 | 長崎県・福島県・宮城県・千葉県・佐賀県 |
| 5件 | 群馬県・秋田県・福岡県・石川県・滋賀県・新潟県・山形県 |
| 4件 | 高知県・長野県・沖縄県・山口県 |
| 3件 | 香川県・静岡県・青森県・栃木県・東京都・愛知県・島根県・岡山県・富山県・宮崎県・奈良県・大分県・和歌山県・北海道・京都府・三重県 |
| 1〜2件 | 神奈川県・大阪府・鹿児島県・鳥取県・茨城県・福井県・熊本県・愛媛県・徳島県・広島県・岩手県・岐阜県・山梨県・兵庫県 |
出典: 内閣府地方創生推進事務局「デジタル田園都市国家構想交付金 地方創生推進タイプ(移住・起業・就業型)令和6年度第1回交付決定」(PDF)(2026-05-08 PDF生存確認、pdftotext で機械抽出)。 上記は事業件数の集計値であり、各都道府県の支給可能金額・対象市町村数とは別の指標です。具体的な対象市町村・対象法人リストは移住先候補の道府県・市町村の公式ページで確認してください。
注意点・よくある失敗
- 対象法人リスト外の仕事に就業してしまうと対象外。求職活動を始める前にリスト確認が必須
- 移住直前の在住期間(5年以上)が満たせていないと対象外
- 移住先で5年以内に転出すると返還義務が発生する場合あり
- テレワーク要件は雇用主の許可・継続証明が必要。副業や転職の取り扱いは市町村により異なる
- 申請窓口は「移住先」の市町村。出身地の自治体ではない点に注意
- 申請期間が「移住後3か月〜1年以内」と限定されている場合が多い。期限超過で対象外
移住支援金の対象要件チェックリスト(5項目)
移住支援金は5つの基本要件を全て満たす必要があります。1つでも該当しないと対象外になるため、申請前に必ず全項目を確認してください。
| 要件 | 具体的内容 | 確認方法 |
|---|---|---|
| 1. 移住元(直前の住所) | 東京23区在住者 / 東京圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)に在住し東京23区へ通勤 が5年以上 | 住民票の除票・在勤証明書 |
| 2. 移住先 | 支援対象自治体(東京圏外、過疎地等) | 各道府県の対象市町村一覧で確認 |
| 3. 移住後の住所 | 移住先に住民票を異動 + 1年以上の継続居住意思 | 住民票・賃貸契約書 1年以上 |
| 4. 就業・起業要件 | (a)対象法人就業 (b)起業 (c)テレワーク継続 (d)プロフェッショナル人材事業 | 雇用契約書・登記簿・在勤証明書 |
| 5. 申請時期 | 移住後3ヶ月以上〜1年以内(自治体により異なる) | 移住日(住民票異動日)から逆算 |
支給後の継続要件と返還義務
移住支援金は支給後も継続要件が厳格で、要件違反で返還義務が発生します。家族の事情・転職・離婚など想定外の事情で再転居する可能性がある場合、返還義務を含めた予算計画が重要です。
| 継続要件 | 違反時の措置 |
|---|---|
| 移住先に5年以上の居住 | 5年以内の転出で全額返還(一部自治体は経過年数に応じて減額) |
| 対象法人での継続就業 | 就業開始から1〜3年以内の退職で全額または半額返還 |
| 起業要件(起業型の場合) | 起業から3〜5年以内の事業停止で返還義務 |
| 世帯構成の維持(世帯加算分) | 子育て加算受給後の離婚・子の独立で加算分を返還 |
世帯加算・子育て加算の計算例
移住支援金は基本額(単身60万円・世帯100万円)に加えて、子育て加算で1人あたり最大100万円が加算される構造です。子の人数・年齢で支給額が大きく変わります。
基本額(世帯)100万円 + 子育て加算(18歳未満1人あたり最大100万円)× 2人 = 最大300万円
※ 子育て加算の金額は道府県・市町村ごとに異なります(30万円〜100万円のレンジ)。実際の金額は移住先自治体の要綱で確認してください。
情報ソースと相談窓口
- 内閣官房・内閣府「起業支援金・移住支援金・地方就職支援金」 — 制度の一次情報源。支給額・対象要件・最新の対象市町村一覧
- JOINふるさと暮らし情報センター「移住支援制度」 — 各道府県の支給額・対象要件の比較ポータル
- ふるさと回帰支援センター — 全国の移住相談窓口の総合ポータル。対面相談・オンライン相談あり
- 移住先候補の道府県・市町村の公式サイト: 「移住・定住」「対象法人リスト」で検索
- 移住先市町村の移住・定住担当課: 電話・対面で個別相談可能
本ガイドの根拠と最終確認
本ガイドは以下の一次情報を基に編集しています。各URLは記載の日付時点で生存確認済です。支給額の上限・対象要件・申請期限は道府県・市町村ごとに異なるため、申請前に必ず移住先自治体の最新公式情報を確認してください。
- 内閣官房・内閣府「起業支援金・移住支援金・地方就職支援金」(2026-05-03確認)
- JOINふるさと暮らし情報センター「移住支援制度」(2026-05-03確認)
- ふるさと回帰支援センター(2026-05-03確認)
- 内閣官房「地方創生関連支援」(2026-05-03確認)
関連ガイド
新居のライフライン開通 WEB受付
新居の電気・ガス・水道・インターネットの開通手配について、以下のフォームからご相談ください。担当者より折り返しお電話します。
本フォームの対象範囲は、新居の電気・ガス・水道・インターネット等のライフライン開通取次のみです。旧居の停止・解約手続きは現在ご契約中の各事業者へ直接ご連絡ください。補助金の申請代行・申請相談は承っておりません。
- 1 ご相談内容
- 2 引越し情報
- 3 ご連絡先