ペット可物件の探し方
ペットを飼っている世帯の引越しは、物件選びが最大の難所。本ガイドでは、犬・猫OK物件の見つけ方、初期費用の上乗せ、頭数・サイズ制限、契約時の注意点、退去時の原状回復まで、トラブル回避のためのチェックポイントを整理します。
ペット可物件の市場感
- 全国の賃貸物件で「ペット相談可」「ペット可」は約20〜30%
- 都市部は10〜20%、郊外・地方は30〜40%
- 猫可物件は全体の10〜15%(犬可より少ない)
- 大型犬可物件は全体の3〜5%(極めて希少)
- 家賃は通常物件より5〜15%程度高め
初期費用の比較
| 項目 | 通常物件(家賃8万円の例) | ペット可物件(家賃8万円の例) |
|---|---|---|
| 敷金 | 家賃1ヶ月(8万円) | 家賃2〜3ヶ月(16〜24万円) |
| 礼金 | 家賃1ヶ月(8万円) | 家賃1〜2ヶ月(8〜16万円) |
| 前家賃 | 家賃1ヶ月(8万円) | 家賃1ヶ月(8万円) |
| 仲介手数料 | 家賃1ヶ月(8万円) | 家賃1ヶ月(8万円) |
| ペット飼育料(月額) | — | 月3,000〜10,000円(家賃に上乗せ) |
| 初期費用合計 | 約32万円 | 約40〜56万円 |
ペット可物件の探し方
1. 大手不動産ポータルでフィルター検索
- SUUMO・HOME'S・at home: 「ペット可」「ペット相談」のフィルター。物件数が圧倒的に多い
- CHINTAI: 大型犬対応物件の検索フィルターあり
- UR都市機構・公社住宅: 自治体運営の住宅にもペット可物件あり、敷金・礼金不要
2. ペット専門サイト
- PETOKOTO HOME: ペット飼い向け物件特化
- うちわんこ: 犬と暮らすための物件情報
- ペット可賃貸: ペット飼育に特化した物件のみ掲載
3. 仲介業者の人脈活用
地域の不動産仲介業者に「ペット可」「猫OK」「中型犬OK」など希望条件を伝えると、ポータルに掲載されていない非公開物件も紹介してもらえることがあります。地元密着の仲介業者が強み。
契約時のチェックポイント
- 飼育予定のペット詳細を申告
種類・頭数・サイズ・年齢を契約書に明記。「将来増える可能性」も伝えておく。隠して契約は契約解除事由。 - 頭数・サイズ制限を契約書で確認
「小型犬1頭まで」等の制限を契約書に明記してもらう。口頭だけは後でトラブルの元。 - 共用部のルールを確認
エレベーター・廊下の歩行ルール、ペット用エレベーターの有無、ゴミ出しでの注意点。 - 近隣への配慮事項
鳴き声・臭い対策、ベランダでの飼育可否、夜間の対応。 - 退去時の原状回復範囲
壁・床・畳の傷、臭い対応、清掃費用の概算を契約前に確認。書面で残す。 - 飼育申請書の提出
マンションでは管理組合への飼育申請が必要なことも。手続き完了まで飼い始めない。
内見時に確認すること
- 玄関・廊下のペット用設備(リードフック・足拭きマット等)
- ベランダの広さ・脱走防止柵の有無
- 近隣のペット飼育状況(住民層)
- 動物病院・ペットショップ・ドッグランへの距離
- 散歩コースとなる公園・歩道の有無
- 窓・網戸の頑丈さ(脱走対策)
- 床材(フローリングは滑りやすい、クッションフロアが理想)
- 給湯設備・空調設備(ペット留守番時の温度管理)
退去時の原状回復
国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、ペット飼育に伴う通常損耗・経年劣化を超える傷・汚れは借主負担とされています。具体的な目安:
- 壁紙の引っかき傷・尿シミ → 借主負担(1部屋3〜10万円)
- フローリングの引っかき傷 → 借主負担(補修5,000〜30,000円・全面張替え10〜30万円)
- ペット臭の脱臭 → 借主負担(オゾン処理3〜10万円)
- 畳の張替え → 借主負担
- 網戸の破損 → 借主負担(1枚3,000〜10,000円)
- 通常の経年劣化(壁紙の日焼け等)→ 大家負担
関連ガイド
新居の電気・ガス・水道 開通受付
ペット可物件の新居で必要な電気・ガス・水道・インターネットの開通手配についてご相談いただけます。担当者より折り返しお電話します。
本フォームの対象範囲は、新居の電気・ガス・水道・インターネット等のライフライン開通取次のみです。旧居の停止・解約手続きは現在ご契約中の各事業者へ直接ご連絡ください。補助金の申請代行・申請相談は承っておりません。
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