引越し手続きナビ

シングルマザー・ひとり親世帯の引越しガイド

シングルマザー・シングルファザーなどひとり親世帯の引越しは、児童扶養手当・公営住宅優先入居・母子家庭住宅手当などの支援制度を最大活用することで負担を大きく軽減できます。本ガイドでは、引越しに関連する補助金・住宅支援・手続きと、離婚直後の引越しでの注意点(DV避難含む)まで整理します。

本ガイドについて

本ガイドはひとり親世帯向けの公的支援制度を整理したものです。引越し手続きナビは補助金の申請代行・要件診断は承っておりません。実際の申請可否・支給要件は転居先の市区町村の子育て支援課・母子福祉担当課・住宅課へ直接お問い合わせください。DV・ストーカー被害がある場合は早期に女性相談支援センター・警察・弁護士に相談してください。

ひとり親世帯が引越し時に活用できる主な制度

制度 概要 申請窓口
児童扶養手当 所得により月最大45,500円(子1人)+ 第2子以降加算 市区町村役所の児童福祉担当
母子家庭住宅手当 月数千〜数万円の家賃補助(自治体により有無・金額が異なる) 市区町村役所の住宅課
公営住宅の優先入居 市営・県営・UR都市機構の住宅にひとり親世帯枠 住宅供給公社・公営住宅管理事務所
ひとり親家庭医療費助成 子の医療費を全額・一部助成 市区町村役所の医療助成担当
保育料の減免 所得割で標準より減額、第2子半額・第3子無料の自治体多数 市区町村役所の保育課
就学援助 給食費・学用品費・修学旅行費の減免 新住所地の小中学校・教育委員会
生活福祉資金貸付 緊急小口資金(10万円以内)、引越し関連の福祉資金 各市区町村の社会福祉協議会
住居確保給付金 離職等で住居を失った場合の家賃補助(最大9ヶ月) 市区町村の自立相談支援機関

離婚に伴う引越しの段取り

  1. 離婚届提出前後の準備
    子の戸籍・親権の整理、養育費の取り決め(家庭裁判所での調停推奨)、引越し先候補の選定。
  2. 新住所の選定
    公営住宅の優先入居枠の応募、または賃貸物件の選定。子の通学圏・保育園の空き状況を確認。
  3. 引越し業者見積もり
    3〜5社の相見積もり。荷物量により赤帽・単身パック・通常便を使い分け。
  4. 住民票閲覧制限の申請(DV避難の場合)
    新住所地の市区町村役所でDV防止法に基づく住民票閲覧制限を申請。元配偶者からの追跡防止。
  5. 転居・住所変更
    転入届14日以内、児童扶養手当の住所変更、保育園・学校の転校手続き、ライフライン開通。
  6. 各種補助金・支援の申請
    児童扶養手当・母子家庭住宅手当・医療費助成・就学援助等を新住所地で申請。

DV・ストーカー被害がある場合の住所秘匿

元配偶者からのDV・ストーカー被害がある場合、新住所が知られると追跡される危険があります。以下の制度で住所を保護できます。

  • 住民票・戸籍の閲覧制限: 新住所地の市区町村役所でDV防止法・ストーカー規制法に基づく閲覧制限を申請。元配偶者からの住民票請求が拒否される
  • マイナンバーカードの住所表示制限: マイナンバーカードでも住所閲覧制限可能
  • 運転免許証の住所変更時の配慮: 警察署・運転免許センターで「DV被害」を伝えると裏面記載の取扱いに配慮あり
  • 女性相談支援センター・配偶者暴力相談支援センター: 全国の支援センターで個別相談可能(厚労省・各都道府県)
  • シェルター・母子生活支援施設: 一時避難先として利用可能

子供の保育園・学校手続き

保育園の転園

新住所の市区町村役所に入園申請。待機児童がいる地域は1〜3ヶ月待ちの場合あり。事前に空き状況を確認し、引越し前から申請を始めるのが安全。ひとり親世帯は「優先利用」の対象になり、待機児童期間が短縮される自治体が多い。

小中学校の転校

  1. 旧校に転校予定を伝える → 「在学証明書」「教科用図書給与証明書」を発行してもらう
  2. 新住所の市区町村役所で転入届と同時に「就学通知書」を受領
  3. 新校に「在学証明書」「教科用図書給与証明書」「就学通知書」を提出
  4. 制服・体操服・教科書の追加購入(自治体により補助あり)

引越し費用を抑えるコツ(ひとり親向け)

  • 3月下旬の繁忙期を避ける(料金1.5〜2倍)
  • 赤帽・単身パックで少量荷物プランを活用
  • 引越し業者のひとり親家庭割引を確認(一部業者あり)
  • 不要品の事前処分でトラックサイズ縮小
  • 友人・家族の協力で自力引越し(軽トラレンタカー)
  • 社会福祉協議会の生活福祉資金貸付(無利子・低利)
  • 公営住宅の優先入居で初期費用を圧縮(敷金不要の住宅も)

関連ガイド

新居の電気・ガス・水道 開通受付

新居の電気・ガス・水道・インターネットの開通手配についてご相談いただけます。担当者より折り返しお電話します。

本フォームの対象範囲は、新居の電気・ガス・水道・インターネット等のライフライン開通取次のみです。旧居の停止・解約手続きは現在ご契約中の各事業者へ直接ご連絡ください。補助金の申請代行・申請相談は承っておりません。

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※ 担当者より折り返しお電話にてご連絡いたします。
※ 個別の役所手続きは、各自治体窓口へ直接ご連絡ください。

本ガイドの根拠と最終確認

本ガイドは以下の一次情報を基に編集しています。各URLは記載の日付時点で生存確認済です。児童扶養手当・ひとり親控除・各種助成は所得制限や支給額が改定されることがあるため、申請前に最新情報をご確認ください。

  • こども家庭庁「ひとり親家庭支援」(2026-05-03確認)— 児童扶養手当・ひとり親家庭医療費助成・住宅支援の制度概要
  • 各市区町村役所の子ども家庭課・福祉課(児童扶養手当の住所変更届出窓口)
  • 国税庁「ひとり親控除」(所得税法第81条、住民税の控除条件)
  • 都道府県営住宅・市営住宅のひとり親優先枠(各自治体住宅課で個別確認)